響鬼というか

まぁ、最近の特撮全般に関してかな。
 なんだか響鬼の脚本交代で凄い物議があるらしいけども、*1特撮やアニメって本来誰のために作る物なんだろうなあ、とふと思う。
 確かに、今でこそオタクと言われるほどブームになっているけども、私は、特撮やアニメは、一般的には子供の見るものだと思ってる。
 では、子供は何を基準に見てるのだろうか、と頭を巡らせると、考えてもわからないんですよね。
 今でこそ、ここおかしいよと思いながら見たりもするけども、子供の時ってそういうこと考えずに熱心に見てましたし。
 だけども、一つはっきり言えることは、子供は監督の名前に対しては文句言わないと思うというか、普通気付かないです。
 まぁ、例に挙げるなら種でしょうか。福田脚本が悪いとか、嫁がどうのとか言ってますけども、子供にしてみれば、面白ければ何でもいいんですよ。

 例えばキラの嫌いな人、自分に子供がいたとして、その子がキラのまねをしたとしたら、貴方にやめさせる権利はありますか?
 例えばネクサスの好きな人、子供が鬱展開を嫌がるのに、無理にビデオを見せられますか?
 例えばマジレンの嫌いな人、例えばマックスの嫌いな人、子供が喜んで見てるのに、自分が見たくないからとテレビを消す権利がありますか?
 同様に、今回からの響鬼の脚本が嫌いな人、子供が喜んで見てるのに、自分が見たくないからとテレビを消す権利がありますか?

 確かに、個人に好き嫌いはあると思うし、それで普通だと思う。だけども、その好みをとやかく言う権利は誰にもないとも思う。子供についても。

 特撮やアニメを動かす意見を出せるのは、我々大人ではなく、子供だということ。子供が喜んで見るものなら、大人の9割が反対しようが、それは子供向け番組として正しいのだと私は思う。

 子供が見れば続くし、見なければ終る。大人の権利なんてのは二の次。そんな二の次の意見が叩き合うような響鬼を、これから見たいとは思わないし、今までも見なくて良かったと思う。
 叩く人も擁護する人も少し考えて欲しいと思う。特撮は誰のためのものですか? そして、貴方の書いた意見は、子供の立場に立った意見ですか?単なる大人の意見ですか?

*1:ちなみに諸々の事情で一回も見る機会がないです